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『これから君には、ある選択をしてもらいます。
選択肢はたった2つ。必ずどちらか1つを選択しなければならない。』
「何であたしがそんな事?」
訳がわからず、思わず口をついた。
するとその疑問に男は当たり前の様に答えた。
『君の未来はもう、決まっているからです。』
「……はぁ。」
男はまた続けた。
『言っておくけど、選択肢が2つしかないと言っても、この2つは究極の選択だよ。君にとっては。
だけど必ず選択しなければならない。
覚えておいてね。』
そう言って、男は少し間を空けた後、あたしに背を向け少し歩いた。
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