第一章:御田 信明(おだ のぶあき)

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俺は御田 信明、現在20歳の男 そしてフリーである 「顔はカッコイイんだけど、なんか雰囲気が怖い」 と、女性に言われ続け20年… 惚れた子に告白を試みても、必ず玉砕 年齢=彼女いない歴、だ 雰囲気だけで断られる男なんて、そうそういないだろうな さて、悠長に自己紹介していた俺だが、現在大変な事になっている コイツのせいだよコイツの 「信長様あああ…!」 目の前で泣きじゃくるガキ、コイツだよ まずは何故こうなったか話そうか これはほんの数分前の事だ 俺は何時も通り買い出しに外へ出た スーパーへの通り道には公園があって、その公園にこのガキがいたんだよ コイツは一人でブランコに乗って俯いてた …なんかさ、心配になるじゃん?ガキがこんな公園で一人 しかもなんか悩んでるっぽくて ついでに言うと時刻は夜の七時 そりゃ心配になるわな それで声を掛けちまったってわけだ うん、今凄ーく後悔してる だってコイツ すんげぇ変な奴だったんだもん
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