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『…とりあえず泣き止めよ』
「うっ…ひっく…はい…」
『信長って…あの、織田信長?』
とりあえず一応聞いてみる
「…前世の記憶は無いようですね…少し、残念です…」
え、ますます意味分からん
「では信長様、この乱丸めが御説明させて頂きます。」
…もう勝手にしてくれ
「信長様、今のお名前は?」
『…御田信明』
「では信明様、信明様の前世は信長様なのです」
「そして私は信長様の小姓、森乱丸でした…」
「本名は森成利でしたけどね。今の名は森川蘭丸です」
えーっと…どう反応すれば…
「あと…私と信長様は…若衆道の関係でもありました…」
何故か頬を赤らめるガ…いや、蘭丸
『あのさ、若衆道って何?』
「若衆道とは今で言う同性愛の『もういいです』
なんてガキだ…
「…では話しを戻します。私は死後、神からとある物を頂いたのです」
神って本当にいたのか
「それは、人の前世を知る能力」
「私の信長様に対する想いに見兼ねた神が、くださった能力。神はこの能力を使い、信長様を見付けなさいと言い、私をこの現世に転生させたのです」
まさかこんな話しが…
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