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小太りで、クロブチ眼鏡。
臆病で人見知り。
学校の成績だって、後ろから4番目くらい。
クラスみんなの前で立ってしゃべる、そんなことは、恥ずかしくて絶対出来ない。
誰も自分に関心は持たないで。
自分は石ころでいい。
コンプレックスのかたまり。
それが岩清水アマオだった。
中学、高校時代、そういう人間は、当然ながらイジメの標的とされた。
しかし、問題になったり、公にされることを嫌うアマオは、イジメられても、じっと耐えた。
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