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そんなある日の日曜日。
サラミはミーコと遊びに出掛けた。
アマオは、たまの一人なので、押し入れの整理をしようと思い、一階廊下の押し入れの戸を開き、少しずつ、かたしはじめた。
すると、一冊のアルバムが目に入った。
それを手に取る。
二人のアルバムは、リビングにあるから、これはサラミが、自分の実家から持って来たものであろう。
作業の手を止め、中を開いてみる。
色あせた写真の中には、幼いサラミと両親、親戚と思われる人などが写っている。
さすがにサラミは、子供の頃から可愛いかったようだ。
高校くらいの写真に、ある男性が頻繁に現れるようになった。
当時付き合っていた彼氏だろうか。
かなりのイケメンである。
自分と比べると、月とスッポンだなとアマオは、苦笑いした。
余り嫌な気はしなかった。
恋愛はあって、当然だから。
しかし、どうして別れたのだろう。
その辺も、あの人生手帳なる物にストーリーされていたのか。
まあいい。
何ページか、めくって眺めていたが、写真は、やはり高校時代までで、途切れていた。
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