――第四章――

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セカンドセットが始まった… 無論、二人のカードは4枚である。 二人はさっきのセット以上に時間を費やした。 考えた末に、シェーンが出したのは「4」だ。 男もカードを場に出すと、それと同時に思わぬ言葉を口にした。 「このセット、『降り』だ。」 男は、ファーストセットでのシェーンに続き、『降り』を宣告したのである。 それにより、勝ちセット数は、男、シェーン、ともに1となった。 カードは流れ、勝負はサードセットへと移行する…
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