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現段階で、シェーンは圧倒的に有利。
しかし、問題はここからである。
今までのセットが全て流れているため、相手のカードが全く分からないからだ。
こここそが勝負の分け目。
シェーンは自分のカードを見ながら、出すカードをじっくりと考えていた。
すると突然、男が口を開いた。
「あんた、出すカードを相当迷ってるみたいだな。
それもそうか、今まで全て流れてるからな。
だが、これならどうだ?」
そういうと、男はとんでもない行動に出る。
自分のカードを、全てシェーンに提示したのだ!
「あなた、何考えてるの!!?」
「別に、何も考えちゃいない。
あんたが悩んでたから、カードをこうして見せただけだ。」
男が見せたカード、それは「5」と「4」だった。
シェーンは男の行動に驚いた。
だが、男のカードは5と4。
これは、シェーンにとって好都合だった。
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