――第七章――

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こうなれば、シェーンは何を出しても勝ちであるが、男がカードを見せたことが腑に落ちなかった。 おそらく、男は動揺を誘うためにカードを見せたのだろうとシェーンは考えた。 しかも、男が持っていたのは5と4。 動揺を誘うには、十分である。 しかし、もうそんなことは関係ない。 勝利を確信したシェーンは、最後に男を潰すため、「5」を残し、「3」を出した。 男もカードを出す。 カードをオープンさせると、 男は「5」であった。 そして、最後のセットへと向かう。
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