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記憶…
それは小さな
忘れ物みたいに
僕の記憶の中に
ポツリとあった。
その箱を開ければ
何か良い事が
ありそうな気がしては
いたが…
そして その箱の中
には、とても大切な
思い出が詰まっていそうだった。
ペコちゃん 貴女を
思い出しました。
二十歳になった僕は
貴女を思い出す事が
やっと出来たのです。
血の繋がりなど無い
僕を慈しみながら
育ててくれた人…
ペコちゃん
捜すからね
待っていて下さい
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