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寝る前に僕は
ペコちゃんに
絵本を読んでもらう
たくさんの絵本の中
で 一冊だけ
ペコちゃんが最後まで
読めなかった本が
あった。
泣いた赤鬼…
いつも青鬼の手紙の
所でペコちゃんは
泣いてしまう
どうしてペコちゃん
が泣いているのか
僕には分からなかった。
ペコちゃんは
「どうして鬼って
言うだけで
人間は怖がるのかなぁ」
と言っていたのかも
知れない
ペコちゃんは
僕に聞いた。
「かっちゃんは
鬼さんとも
お友達になれる?」
僕は「なれるよ!」と
答えた。
ペコちゃんは
まだ涙が残っている
瞳で笑いながら
「かっちゃんは
優しいねぇ」と
言って僕を抱きしめた。
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