ペコちゃん あのね!

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寝る前に僕は ペコちゃんに 絵本を読んでもらう たくさんの絵本の中 で 一冊だけ ペコちゃんが最後まで 読めなかった本が あった。 泣いた赤鬼… いつも青鬼の手紙の 所でペコちゃんは 泣いてしまう どうしてペコちゃん が泣いているのか 僕には分からなかった。 ペコちゃんは 「どうして鬼って 言うだけで 人間は怖がるのかなぁ」 と言っていたのかも 知れない ペコちゃんは 僕に聞いた。 「かっちゃんは 鬼さんとも お友達になれる?」 僕は「なれるよ!」と 答えた。 ペコちゃんは まだ涙が残っている 瞳で笑いながら 「かっちゃんは 優しいねぇ」と 言って僕を抱きしめた。
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