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ある夜
夕ごはんの時に
僕は自分の思って
いる事を口に出した。
「ペコちゃんが
僕のママなら
嬉しい」
父親は黙って
俯いてしまった。
ペコちゃんは
ニコニコしているだけで
何も言わなかった。
子供だった僕は
父親にも
ペコちゃんにも
とても残酷な事を
言ってしまったのかも
知れない…
二人の間に
男女の関係など
無かった。
それを証拠に
ペコちゃんは
父親に外で
女の子とデ-トを
して来るように
勧めていた。
父親がデ-トを
していたか
どうかは分からないが
僕はペコちゃんと
二人で夕ごはんを
食べた事も
幾度かあった。
ペコちゃんは
ニコニコしながら
「今日はパパが
居ないから
かっちゃんの好きな
物を食べに行く?」
と言って
近所のファミレスに
出掛けた事もあった。
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