あとがき

2/2
24621人が本棚に入れています
本棚に追加
/227ページ
 ダンディー。  書き始めたきっかけは、単純にダンディーという言葉の響きが好きだったからです。人間がダンディーな話ではありがちなので変化動物にしようと思いつき、人間と絡ませるなら人と関わりのあるペットを主人公にしようと決めました。  犬や猫ではこれまたありきたり。そこを一捻りしてハムスターにし、星崎公之介が生まれました。  この作品は、自分でも大分文字が詰まってると思います。ケータイを媒体として読むには不向きだと私自身感じます。そんな読むだけで大変な物語を制覇しここまで辿り着いてくださった方々には、是非ともお礼を言わせていただきたい。ありがとうございました。  このページを読んでおられる方は皆一ページずつ読み進めてこられた方だと信じてネタバレしますが、最後の最後で公之介は亡くなりました。  ハッピーエンドで終わればいいじゃないかと不満を抱いた方ももしかしたらおられるかもしれませんが、アレは私なりのハッピーエンドです。死がバッドエンドなら、生物の一生は例外なくバッドエンドとなってしまいます。いずれは死ぬのですから。  その死を幸せに描いてこその、ハッピーエンドです。あくまで私の感性としてはの話ですが。  それではこの話は、以上をもって幕を下ろします。  読破してくださった皆様、ありがとうございました。また別の作品でお会いできることを祈っております。それでは。 2010.12.27 皆藤黒助
/227ページ

最初のコメントを投稿しよう!