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私は、三人の娘の母親だ。
しかも 一番下は、まだ乳飲み子。
死ぬわけにはいかないのに
私の心臓は、壊れかけている。
そのとき 私の中で なにかが切れた。
長女には、かなりきびしくしつけをした。
私が死んでも、下二人を守って生きていってもらうために
まだ六歳だった長女は、
たぶん、私を鬼!と思ったろう。それでも
私は 甘やかしたりせずに
叱って育てた
下二人も 私がいなくなっても
お姉ちゃんがいればいいように
お姉ちゃんにやってもらいなさい、お姉ちゃんに聞きなさい
と、長女に決定権を与えた。
のちの検査で、
私の心臓は、たしかに閉鎖不全ではあるが、程度としては、まだ逆流が、ほんの数センチ ということだった。
心音に雑音がまじり、
エコーでも 血液の逆流が、ハッキリわかるが、
まだ弁置換するほどじゃないよ と先生。
じゃあ、普通に生活していんですね? と聞くと、
水泳、マラソン、登山、
他、激しい運動は、ダメ
半年に一回の定期検査を忘れずに受けること
と言われた
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