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クリス「そんじゃ頭領、何かあったらまた呼んでくれよな。出来る限り駆け付ける」
ラーク「ああ、そうだ。願わくば忙しくないシーズンに頼む。特に春と秋は控えてくれ」
ダンテ「お前ら薄情だなふたりしてよ…。まあ、普通に仕事していてくれよ」
クリス「言われなくてもそうする」
クリスとラークは部屋から出て行く。
ナツメ「愛想の無い奴らめ。もう少し笑っても良かろう」
キスケ「まったくです。特にあのラークという方は何様ですか?」
まゆり「うぬ。ダンテも本当に変わっているのだ。変わり者ばかり上手く集めおって」
ダンテ「そう言うな。さっき義兄弟になったばかりなんだからよ」
ピリオドが一礼する。
ピリオド「自分、あのふたりと違い何があろうとすぐに駆け付けます」
ダンテ「ありがとうよ。無理し過ぎなくても平気だからな?」
ピリオド「それでは失礼します」
ピリオドが部屋から出て行く。
ジョーカー「あーあ…。ギムレットさんに勝てる秘策考えないと…どうにかしないとダメっすよね…」
ダンテ「勝つって言っても認められりゃ良いんだからな?死んで認められてこい」
ジョーカー「死んだらもともこも無いじゃないっすかっ!?」
ダンテ「ジョーカー…お前にも苦労を掛けそうだ…」
ジョーカー「ダンナ…?」
ダンテがキセルを口で動かす。
ダンテ「お前には…『雷帝』の席を与えたあかつきには、白衛剣士隊の監督をやってもらう」
ジョーカー「ええぇっ!?お…お…俺にっすかっ!?で…でも、また何で…」
ダンテ「余った」
ジョーカー「俺は余り物処理っ!?」
ダンテ「お前を選んだ時から任せたいと思っていた。近衛をやっていた経験を生かして、白衛剣士の強化を任せたい」
ダンテがジョーカーの胸板を叩く。
ダンテ「ギムレットさんに認められてこい。ともかく、修業あるのみだろうよ」
ジョーカー「は…はいっす!今から修業して無茶苦茶強くなるっす!待っててくださいダンナ!『雷帝』の席は俺が戴くっす!」
ジョーカーは走って部屋から出て行く。
シロン「口が上手い奴め…。さては、全員をそうやって口車に乗せたんだな…?」
ダンテ「そうだよリュウエン以外」
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