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日向、秀喜
俺の名前、自分で言うのもアレだが…
自分的にはなかなか太陽みたいで素晴らしい名前だと思う
いや…なんてぇか、あったかい名前だと思うんだよなぁ
「…で？」
「で？…じゃねぇよ！そこは素晴らしいな、とか言えよ！！」
「嫌だ」
「一言で即答すんなよ！？」
「黙れ」
「はい…ってオイ！！」
「ﾉﾘﾂｯｺﾐ乙」
「何処で覚えたんだよ…」
「さあな」
「ぅ゛…」
完敗
無様な俺を自分で慰める
可哀想な俺…
あ、目から汗が…
って程に傷付いた
「まあ…その必死な解説は、仕方無く賞賛してやらなくも無いが」
お？
これは不器用な直井なりの誉め方なんだろうな
ｺｲﾂが、段々と心を開いてくれてるのが嬉しい
いや…待て罠かも……
「有り難くないなら…取り消す」
「いやいやいや…有難う御座います文人様」
「ふん…って名前で呼ぶな気色悪い」
「酷ッ！」
酷い言い様だけど
直井の肩が少し揺れた
笑ってくれた
それはそれでまた新たな発展だ
にしても…何で名前呼びを嫌がるんだろう
綺麗で整った名前なのに
「お前…照れてるのかぁ？」
ﾆﾔﾘと笑うと直井が振り向く
綺麗なルビー色の瞳と視線があう
綺麗な…ルビー色の……
(気付いたら何故か俺は銃で撃たれた後があった上にゴミ捨て場に居たと言う珍事が起きていた)
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