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お子様の発表会と言うにはあまりに大きな舞台…
ドイツの大きなお城を舞台に世界の有名な音楽家が集った音楽会…
お父さんの一声に集まった音楽家達が演奏を始める。
もちろんラストはお父さんが指揮するオーケストラだ。
しかし、お父さんはその前に私を前座としてピアノの演奏にステージに立たしたのだ。
もちろん私は嫌がった。
こんな場所で弾きたくない！
と…
しかしお父さんは許さなかった…
元々体調がすぐれないのもあって、緊張と会場の雰囲気に飲まれた私は……
無理矢理ピアノに座らされた後のことはよく覚えていない…
ただ息苦しくて、変な脂汗がいっぱい額に浮かんでいて…気持ち悪かった……
ピアノを前に失禁をすると言う失態を起こした私をもうお父さんは構うことは無かった…
私は……諦められたのだ…
この時から私は夢を見ることを放棄した……
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