第1章ー精霊界から…ー

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『スピリチュアルセンチュリー』の先にある動物や魔物が精霊になる為に過ごす世界は緑が生い茂り、自然豊かな場所。 ここを統治するのは2人の王は3つの世界を平和に導くため日々精進している。 (天界のセフィラムと地獄の閻魔は王の下につく者。 表面上はセフィラムと閻魔が統治をしているが、実は2人の王の指示を忠実に守っている。) 王の1人である神王(シンオウ)は白で統一されている自分の書斎で何やらパラパラと紙をめくっていた。 「今日一日の死者…人(人間・魔人・獣人・エルフ)が22万人、動物が3倍の66万匹、魔物が5倍の100万匹か…はぁ。」 神王はぼそっと呟くと何かを察知したのか、手早く書類を片付けて席から立ち上がる。 すると閉まっていたはずの窓が自然に開き、そこから黒い鳥が入ってきた。
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