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「魔王(マオウ)、何故毎回机に降りるんだ。」
神王は自分の机に止まっている黒い鳥(魔王)にため息をつきながら言う。
すると黒い鳥は神王とは反する黒い翼を持つ女……魔王の姿になった。
「だって良い場所に机があるんだもん。」
机は窓から一直線上。
「はぁ…まぁ良い。ところで今日は問題無かったか?」
「あーっ!神王ったら私を疑ってるの?
バッチリ召喚作業をした人間に合った精霊を送ったよ。
今日の最高はAランクの薔薇の精霊、ローズリップが呼び出されてた。」
少し説明をするが精霊にはランクがあり、弱い順からE・D・C・B・A・AA・AAA・S・SSとなる。
SSランクは神王と魔王のみ、Sランクはセラフィム・閻魔と後2人。
精霊達は神王と魔王の存在を知ってはいるが実際に会うことはないので本当の姿を知らない。
理由は2人はAAAランク以下(属性王を除く)の精霊に会うときは必ず変化するからだ。
口止めもしっかりとしてる。
「ローズリップか…。あいつを呼んだ人は苦労するだろうな。」
神王は召喚主を哀れむように呟いていた。
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