プロローグ

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魔法の存在する世界『ヴァゼッタ』。 そこにはさまざまな種族の生き物が暮らしている。 しかしヴァゼッタには世界の生き物達が干渉できない空間がある。 それは世界の生き物達の命が終わりを告げるとき、全ての生き物達が行き着く生と死の間の空間『スピリチュアルセンチュリー』だ。 そこでは魂を審判され、人の場合は善とされた魂は再び生まれ変わるために『天界』へ。 悪とされた魂は『地獄』に行く。 動物や魔物の場合は善と判断されれば『精霊界』か記憶は無くなるがまた動物か魔物に生まれ変わることになる。 天国と地獄は全ての生き物共通。 ただ精霊界だけは動物と魔物限定なのだ。 天界を治める者の名は『大天使セフィラム』 地獄を治める者の名は『閻魔』 そして天界・地獄・精霊界という死後の世界の頂点に立つ2人の王の『神王と魔王』 物語はそんな『スピリチュアルセンチュリー』の審判部屋から始ろうとしていた。
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