プロローグ

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「さてと…言うことを聞かないあなたの魂はここで消させていただきます。」 「これでお前は地獄で罪を償い天界へ行くことの出来るチャンスを自ら消したことになるな。」 「!?」 2人の言葉に驚きを隠せないブフラートを見た天使は、今までのおしとやかさは影を潜め大声で笑い出した。 「アハハハッ、馬鹿じゃないの? 素直に従っとけば天界行きのチャンスがあったのに。」 「おい、言葉遣い。」 「おっと…でもまぁ良いんじゃない? コイツ消えるんだし。」 「…そうだな。」 自身のおかれている状況を把握することの出来ていないブフラートは困惑していた。
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