I like monotone world

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気づいた時には、隣にはもう君がいた。 同じ髪、同じ瞳。性別も性格も正反対なのに、それだけそっくりなのが何だか嬉しかった。 あたしはずっと、君と一緒だと思ってた。 悲しい時も嬉しい時も一緒に話しあえたらどんなに幸せか……それを教えてくれたのはキミだったから。 ねえ、君は何であたしを庇ったの? 何でずっと黙ってたの? ねえ、君は何で笑ってるの? 何でずっと黙ってるの? 色の無い世界に、色が戻っていく。 血の色は赤何だと、空の色は青何だと、初めて知った。
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