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人類最強の男を目指すものの中々その域に達せない日々に苛立ちをおぼえる その事で頭が一杯で仕事もまるではかどらない 人類最強になるためにはどうすればよいのか再び考えた 人類最強なのだからどんなこともできるはず 手始めに靴下を脱ぎそれを自らの両手にかぶせ 「ハイサッサ・・・ハイサッサ・・・」とつぶやきながら隣の女性社員のパソコンを拭く 女性社員に目と目が合うまで必殺人類最強笑顔で応対する 目を合わせないよう顔をそむけてくるが靴下ハンドで顔を固定してアイコンタクト 女性社員は無言で部屋から走り去る だがまだまだ最強には及ばない 次は給湯室にモケーレムベンベと叫びながら飛び込む 新人OLがお茶を入れている最中だったが人類最強なのでやや威嚇 逃げる背中に間髪いれず飛びつきカクカクカクカク 「カツオの声は俺にやらせろ!!カツオの声は俺にやらせろ!!」と絶叫 OLは崩れるように気を失った 人類最強はもうすぐそこだ 気を失ったOLのポケットから手紙を発見 俺宛のようだ 「以前からあなたのことが好きでした。良かったら付き合ってください。」 ロッカールームの片隅で声を殺して俺は泣いた
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