4人が本棚に入れています
本棚に追加
体育館からだいぶ離れたところに部室はあった。
先輩の話によると
部室は女子部が全部使ってあるから
人数の少ない男子部は
女子部の部室から離れた部室棟を使える。
「――ってゆーこと!」
“翔”はそう言って
部室の鍵をクルクルと回した。
「そういえば、君名前は?」
「はい。高崎恵斗です。あの、先輩のお名前は…?」
「俺?俺は小野寺翔。小野寺先輩でも翔先輩でも何でもいいからねっ☆」
と、翔はバチっとウインクしてみせた。
翔は少し恵斗を見てから
「169cmもあんのか、レフトだったんだね」
と言った。
恵斗は信じられなかった。
最初のコメントを投稿しよう!