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とあるアパートの一室、そこに一人の男が住んでいた。名は松原 裕太(マツバラ ユウタ)
彼は学生…もとい、元学生であった。1ヶ月前に高校を辞め、今は家に引きこもっている。こうなったのにも訳があった
彼は陸上部だった。短距離走の選手で、全国大会で準優勝をしたという成績をもっていた。
勉強もでき、顔も良かったため学校中の女子からの人気の的だった。しかし、中にはそれが気にくわない奴がいた。
とある日に机にラブレターが入っていた。内容を確認すると放課後に校舎裏で待っているとのことだった。
裕太(よくやるよな……俺の気も知らずに…)
実は裕太には既に心に決めている女性がいた。そのため、裕太は告白を断り続けていた。
放課後、校舎裏に行くと突然後頭部を殴られた。朦朧とした視界のなか振り返るとそこにはクラスの男子が5人立っていた。手には鉄パイプを握っている。
「お前さぁ…ウゼェんだよ」
5人の内の一人が口を開く。それと同時に全員で裕太に襲いかかってきた
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