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毎日 訪れる茶色の訪問者は とても気まぐれ  ある時は朝に ある時は夕暮れに 気ままにやってくる いつも 毛繕いか すやすやと眠っているかで 私のことなど 気にもとめない でも この距離感は嫌いじゃないな だって 訪れるときは いつだって少し寂しいときだから 何も言わずに ただそこにいて 慰めてくれているみたい ふわふわと呼吸する身体を見つめながら いのちを感じる 私たち 生きているのよね
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