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「…よくやるよね。俺には意味不明。そんなめんどくさいこと。でも俺、このクラスじゃ葵の事、一番マシに思うよ…」
この人は褒めているの?けなしているの?調子狂う!
カルシウムが足りなくなったかな?
「何よそれ。マシって…残念ながら、私は黒田君のこと嫌いだからね!」
「そりゃ残念だ」
たいして残念でもなさそうに応える。
「で?あなた何してるの?部活に入ったわけでもないんでしょ?帰ってよ!」
ところが歩は、前の机の上にあぐらをかくと、私を見下ろしてきた。
「…いいかげんにしてくれない?私、早く書いて帰りたいんだけど!」
すると歩は―
「書けばいいじゃん。俺なんもしてねーし」
イライライライライラするなぁ!!最初のドキドキを返せ!
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