始まり

15/30
前へ
/95ページ
次へ
「か~んざ~きさ~ん?か~んざ~きさ~ん?か~んざ~きさ~ん?」 連呼されても知らないし! 「俺…Mなのかな?こーゆー放置プレイってぞくぞくする。ワクワクドキドキ☆キャハッ!」 …………………………………………………………………。 地獄に堕ちてしまえばいいのに…。 「無理だよ。だって俺、大魔王だから!」 こいつは…なんなの? 「放置プレイもいいけど、そろそろ教室入っちゃ駄目?」 ハアァァァァ…。 「帰ればいいでしょ?大魔王!」 私は歩の鞄を掴み、教室のドアを開けると、放り投げた。 「何をするんだあ!」 「帰れ!」 お互い一歩も引かない争いとなろうとしていた。 「じゃあ…チュウしよ!したら俺帰る!」
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加