一章

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薙刀がフッと地面を刺した、その瞬間何故か反射的に俺の身体は宙を舞い、その薙刀を手刀で断ち切った。 何故俺にこんな才能が……。 ひっ、とその大男はライオンにでも睨まれた野ウサギの様なつぶらな目を向けてこう言った 「ゴメンなさい許して」 「すいませんが、 あなたうちのクランに入っていただけないでしょうか?」 「入ったらどうなるんだ?」 「えっ…」 「何にも無いならいい…」 「いやっそんなこと言わないで 見るだけで良いから ねっ?」 大男のクセに小回りの利く口だな…。 そして、半ば強引に連れて行かれた…
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