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「おや、久しぶりじゃないかい紫、どれぐらいぶりだったかな」
「あら……お久しゅうございます、珍しいじゃないですか姿を見せるなんて…魅魔様」
出迎えてくれたのは、私に力の使い方を教えてくれた我が師、悪霊 魅魔だった。
普段は博麗神社の祟り神として姿を現すことはないのに、どうしたのかしら。
「やれやれ…あたしのことをそう呼ぶのは魔理沙だけだと思っていたが、どうやら忘れていたみたいだね、
どうも物を覚えるのは苦手だよ」
「あら、酷いではないですか、あの子のことは覚えているのに私のことは忘れるなんて」
「あはははっ、悪いねぇ、だけど一体何年前の話しだと思ってるんだい、魔理沙とは文字通り桁違いだろう?」
「それもそうですね……もう何年会っていなかったかしら」
私が博麗大結界を張った時に会った以来だから、百何十年かしら。
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