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「おはよう諸君!随分久しぶりだったなフハハハ☆今日のニュースはこちらっ!なんと有名タレントが………」
ブツン
と『おはよう諸君』からテレビのチャンネルを変える。
無駄にテンションの高い司会だったな……
「に……兄さん……?」
「おー、おはよう千秋」
起きたばかりの千秋がオレを見て驚いている。
そりゃそうだ。今は朝の6時。
本来ならオレはグースカ寝てるハズだからだ。
「お、おはようございます……兄さん早起きですね?なんか悪い夢でも見て目が覚めたんですか?」
「あぁ実はそうなんだよ……。夢の中でオレが小説家でさ、〆切に追われる夢を見たんだ……」
ほんとに辛かった。
「そうなんですか……まぁ夢で良かったじゃないですか。もう少し待っててくださいね、今ご飯作りますから」
ほんとにいい妹だ、と思う。
千秋を嫁にもらった男は、嫉妬で呪い殺されるんじゃないだろうか?
ていうかオレが呪い殺ゲフンゲフン
「兄さん、今日から学校ですね」
そう。夏休みが終わり、今日から学校なのだ。
「そうだなぁ……気合いいれるか!」
「気合いいれすぎて無茶はしないでくださいね、兄さん?」
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