誰がために

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……一週間後 ※神山視点 今日は文化祭の出し物を検討する日だ。 本音を言わせてもらうと学祭担当は生徒会じゃなくて、学祭委員会とか作るべきではないのかと思う。 「じゃあ各クラスの出し物について発表します」 橋本智k……副会長が司会をする中、 「ねぇなんで私の名前を言い直したの?ねぇなんで?」 「智香の存在を覚えている人がいると思うか?」 と答えてやると、うわーいありがとー、と副会長は嬉し涙を流し、メタ発言を止めた。 お化け屋敷、メイド喫茶、コスプレ喫茶、劇など定番のクラスの出し物が出る。 ちなみに私のクラスはお化け屋敷だ。 お化け屋敷に来た天沢を驚かそうと、私は待ち伏せをする。今か今か、と待っていると 『―――んふ!?』 不意に後ろからから口を塞がれた。 暗くてよく見えない。 『神山、オレだよオレ』 口を塞いでいるのは天沢だった。 『な、なにを……ひゃっ!?』 『へ~、白装束の下に何も着てないのか……本格的だな』 『や、やめろ天沢!』 『静かにしないと他のクラスメートにバレちゃうだろ?』 そして私は声を必死に抑えながら体を好きに弄くりまわされ、立てなくなる。 そして休憩室に連れていかれ……… みたいな!?ひゃぁぁぁぁぁぁ!!恥ずかしいぞ天沢!そんな!! バンバンと机を叩く。最近生徒会のみんなからの目線が『またか』みたいな感じになってるのは気のせいだろうか。
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