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開口一番、彼女はとんでもないことを口走った。 僕はあまりにびっくりしたため危うくもう少しでどぶにはまるところだった。 「知らなかったのかい?僕は君のことが好きだったんだよ。昼将くん。」 「いやいや何をいきなり言い出すのかな六六ちゃんは。そんなの冗談でしょ?いやぁ六六ちゃんは本当に冗談がうまいなぁ。」 こう切り返すのがやっとだった。 正直この時から2人は両想い確定だったのだ。つまり…僕も六六ちゃんが好きだった。 それも6歳のころ初めて会ったときから一目惚れだった。 それは今も変わってなかった。というか彼女はどんどん魅力的になっていったため気持ちが冷めることがなかったのだ。 日本人らしい黒のロングヘアー。 全て見透かすような透き通った大きな瞳。 その目を中心に整った顔立ち。 いつも嘘か本当か分からないことを言う口。 155cmあるかないかの身長。 それに似合わない豊かな胸。 それに……いつも僕を気にかけてくれる優しさ。 全てが愛しかった。 でも告白は断った。 どんなに彼女を好いていても僕は僕だ。昔からある神崎昼将だ。 つまり何が言いたいのかと言うと、僕じゃ彼女とは釣り合わない。 僕はそれほどまでにつまらない男なのだ。
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