友達と言ってくれた男

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食欲がなかったからかもう一度眠りにつき、朝になっていた。 軍服に着替え、時間が少しあった。 ザックスが言っていた。 『腹が減っては戦は出来ぬ』 だから、少しだけご飯を食べた。 体が軽くなった気がする。 今日は誰と組むんだろう。 訓練室に向かい、椅子に座る。 1stの男が現れたが、合格者9名に紙をわたされる。 「すまないが、試験のメニューが変更になった。どんなことするかは秘密になっている。順番に名前を呼び、トレーニングルームに向かって試験を行う。では5番から、来い」 メニューは変わると言うが何をするのだろうと、緊張が高まる。 そして30分たってから、次の人が呼ばれた。 そして次と、呼ばれる人が早くなる。 そんなに難しい試験なんだろうか。 そして、とうとう自分の名前が呼ばれた。 移動して、トレーニングルームに辿り着いたが、怪我をして気を失って運ばれていた。 寒気が来るようにゾクッと感じた。 室に入り、1stの男からブロンドソードをわたされた。 「幸運を祈る」 と室から出た。 何か嫌な予感がした。
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