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「クラウド、もう大丈夫?上からは遅れて行きますと伝えているから行きなさい」
女性が言うとコクリと頷いたクラウド。
室から離れ、訓練室へ向かった。
「・・・なので、エスナーは自分に毒などをくらったときに使いなさい。そして回復呪文はケアルだ。レベルを高めれば、ケアルラそしてケアルガになる。テストに出るからノートに書いとけよ」
クラス1stの男が訓練生に説明をしていた。
すると、ガチャッと扉が開く音が聞こえた。
「遅くなってすみません」
「話は聞いている。席に座りなさい」
「はい」
クラウドは口を開いた。
席に座ると机の中に何か紙が入っていた。
“消えろ”
“死ね”
“うざい”
またか、とクラウドはわかっているのか無視した。
いつものようにノートを出して黒板に書いていることを急いで書き写した。
「では、テスト日は明日だ。何をするかはまだわからないが、激しく動くため体は休めるように」
訓練が終わり寮に戻る。
クラス1stからもらったテストペーパーの説明を読んだ。
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