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(ま まずい・・・ きっと この子なりに 俺に打ち解けようと 必死なんだ。)
「い いいよ もちろん すっごい むさくるしい部屋だけど 驚くなよ。」
「ありがとう・・・」
ほっとしたように 美幸は 頬を緩めた。
それから 俺は 少し慌てた
「ちょ ちょっとそこで待ってて!」
だいたい机の上は勉強できる状態にはなってない。
空いたペットボトルと 食べかけのスナック菓子 脱ぎ捨てたジャケットを手早くどけて
アダルト雑誌類をベッドの奥の方へと蹴飛ばした。
「どうぞ ちょっと 汗臭いかもしれないけど・・・」
(消臭スプレーでも 買っておけば良かったか?)
と 更にへんな 汗をかいていると
「お邪魔します・・・」
と 意外と すんなり美幸は入ってきて
キョロキョロと周りを見回した。
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