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お風呂から上がりベッドでゴロゴロしながら、ふと西島先生の顔がよぎったが、すぐに掻き消した
私は、叶わない恋は絶対にしないと決めていた
苦しいのは嫌だからだ
よくテレビなんかである生徒と教師が恋に落ちて…などというストーリー。ドラマの中の話だと思っているし、現実にはあるはずがない
だから私は信じたくなかった。自分が先生に恋するなんて‐
一目惚れ。
気付いていたけれど、認めたくなかった。
ベッドに寝転びながら、この気持ちは誰にも言わずに封印しようと決めた
この恋心はどこかに消えてなくなるべきだって思った
‐‐‐‐
私はいつの間にか寝てしまっていた。
気付けば朝。
朝食を済ませ、玄関へ向かった
唯『お母さん、いってくるね~』
母『いってらっしゃい、気をつけてね』
家を出ると、明日香が家の前に立っていた
唯『おっはよ~♪明日香、迎えに来てくれたんだ!唯ちゃん感動~』
明日香『おはよ~、当然でしょ~っていうか、うち一人で学校行くとか寂しい事できないし!唯のためってか、自分のためみたいな(笑)』
唯『明日香、、いつも一言余計だよ…言わなければ私幸せで居られたのに~!』
明日香『冗談だよ~唯からかうと楽しいから(笑)』
唯『ヒドイ…いじめっ子、ドS、杉本彩…』
明日香『ちょ、いじめっ子、ドSまではいいけど杉本彩って…あんたの思考回路どうなってんの』
‐‐‐
そんなくだらない話をしているうちに学校へ着いた。
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