第二章 「復讐」

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仁は押さえ切れない程の怒りを噛み殺していた… 「あのボケ…絶対殺す」 怒り狂いそうな中 おやっさんの話を思い出し今後の行動を考えていた… 「先ずは仲本やなぁ… さぁどうしたろ… とりあえずおやっさんが言うてた裏の通り行ってみるか…」 ガンガン痛む頭にも苛立ちを覚え今にも爆発しそうな程だった… 一本裏に入るとガラリとまた変わる雰囲気… ガラスが粉々に砕けた廃虚と思える建物… 人はポツポツと居るが静まり返っていた… 「ワッハハハ~お前そら無いで~」 しばらく歩いて居ると道端に座り込み酒を食らう連中がいた… 静まり返った中、大声で笑い飛ばす男達の声… 見てすぐに労派と気付いた !!!? 仁「よ~ お前さっき居ったの~? とりあえず聞いとくけどさっき仲本の合図でワシの頭殴ったヤツは誰や?」 スーッと店の前に置いてあった一升瓶を手に取った… 連中A「お前さっきのヤツかぁ(笑) 何しに来たんや? 仲間にでも入りたなったか?(笑)」 何のためらいもなく無言のまま一升瓶を振りかざした。 ガシャッ~!!!!!!響き渡る音と共に破片が飛び散る 連中「グわわわぁぁあ!」 連中B「お前何しよ…!」 ザクッ!!!!! 割れた一升瓶で突き刺し容赦なく腹部をえぐる… 連中B「ぎゃゃや゛や! 血っ…血がぁぁああ」 連中Bのシャツが一気に真っ赤に染まった… 仁「ぎゃぎゃ~騒ぐなや…誰や?はよ言わんかい?」 連中A「ワシやない!!!ワシや無いで~ こっ!こいつやぁ!か…勘弁しっ」 頭から大量の血を流しやめてくれと叫びながら手を向ける…そして慌てながらもう一人を指さした… ボキッ!! その指を取りへし折る。 その連中A「がぁぁああ!!!!」 返り血まみれになった仁が笑みを浮かべ呟く… 仁「こいつかぁ…んなこんなもんでは済まされんなぁ…」 血まみれになりもがき回る連中Bの手の平を足で踏む仁。 連中B「か…かッ!勘弁してくれぇぇえ!仲本さんの指示で仕方がなかった!!」
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