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戻った留実は早速スーツの上着を 脱いで、ホルスターを着けた。 それから拳銃と銃弾を装備した。 「それにしたんだ。」 作業を終え、上着を着直した 留実に、良太が声をかけた。 「銃は基礎知識ぐらいしか、 わかりませんから。」 留実はそう返した。 「タメ口でいいよ。ちなみに 俺はコレ。」 良太はそう言うと、腰のベルトに 通すタイプのホルスターから 自分の銃を抜いた。 「この銃の名前、解る?」 「さあ・・・」 「GLOCK17って言うんだ。海外の 警察とか公的機関では、結構な 採用率らしいよ。」 「そうなん・・・だ。」 留実は、少しためらいがちに タメ口で喋った。 その後、良太の銃器に関する うんちくを語りそうな雰囲気を 感じ取ると、さりげない感じで そこから離れ、再び書類のほうへ 意識を戻した。
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