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「やっぱりそう思うよねぇ」
「普通そう思うだろ。信じられる要素が一つもない」
恐らくこの学校の誰もがこう思うであろう。
「そんなことよりも、鈴音、昼食だ」
今の時刻は午後12時半。
学校は10分ほど前にお昼休みに入った。
入学して二ヶ月ほど過ぎた時期、教室を見渡すと新たに友人となった者達がそれぞれの机を付けて弁当を広げたり、コンビニで買ってきたパンにおにぎり、そして紙パックの飲み物。
このクラスは自分の席で昼食を食べる者が大半のようだ。
「俺学食行くから」
そう言って窓際最後尾、自分の席を立ち教室をでようとした。
「待って奏ちゃん。私も行くよ」
そう言って鈴音がついて来た。
「他に一緒に行くやついないのか?」
「いるよぉ、いっぱい。でも他の子と食べたら奏ちゃん一人ぼっちでしょ?」
あのなぁ…
「俺も他に友達ぐらいいるから」
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