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そう考え、僕は、最近学校で音を聴いたときを思い出し始める。
日常のなかで、音は絶対に聞こえているが、いくつかの音、それも繋げたらメロディーになるような音を聴くタイミングなどそんなにない。
音楽の授業のときは、こんなメロディーなかったよな。
いつだ?
音楽の前か?後か?
考えているのに中々答が出てこない……
………!!!
音楽のことを考えているときに、ある一つのことを思い出した。
昨日、音楽室へ行き、教室に寄ったあとの階段を下りるとき、いくつもの音が頭に聴こえてきたことだ。
一つの音ではなく、いくつもの音。
恐らく、その音が頭に残っていたのだろう。
しかし、その音にリズムをつけるだけで、こんなにも悲しいメロディーになるとは、思ってもいなかった。
僕はもう一度そのメロディーを吹いてみることにした。
なるべく明るくなるように、リズムを変えもう一度。
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