悲しきメロディー

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その鈴音の様子を見届けたところで、学校のチャイムが鳴った。 このチャイムは朝のホームルームの始まりを意味する。これに間に合わなければ遅刻となるが、教室を見渡した限りでは今いない生徒はいない。その光景をみて このクラス本当に優秀だな。いや、学校全体がなのか? と僕は考えていた。 チャイムの音がするのと同時くらいにクラスの担任は入って来ていた。 まず、出席の確認から始まり、提出物の回収、今日の連絡事項、これからの連絡事項と続き、ホームルームは終わった。 提出物を忘れている生徒もいなかった。 このクラスは比較的真面目な者達が多いのかもしれない。いつこの沈黙を破る者がでるのか楽しみだな。 ホームルームは終わったので、次は一時間目の授業。
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