夢心地

14/25
前へ
/26ページ
次へ
お通夜は終わり母と共に家に帰る。 いつもなら絶対にしないが今日だけは母と手を繋いで帰った。 母の優しさが伝わって来るかの様になんだかホッとした。 家に着くなり俺は部屋にこもりまた泣いた。 そしてまたいつの間にか泣き疲れ俺は寝てた。 夢を見た。 あまり良くは覚えていないが大きな建物があった。 それは古い洋風な城ぽい建物だった気がする。 俺はそこに友達と車で来て何故か俺だけが置き去りにされる夢だった。 それはまるで今の俺の気持ちと同じだった。 親友に先に逝かれ、この世に取り残され置き去りにされたような感じとよく似ていた。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加