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リビングはなんだか重い空気が漂っていた。
そんな中で軽くご飯を済ました。
その後少しでも気分を変えようとシャワーを浴びた。
そんなこんなしていたらいつの間にか葬式の時間に近づいていた。
バタバタと支度をし母と共に式場に向かった。
この式がハルキとの最後の別れた。
この式が終わればハルキは灰になり土に帰る。
だから今日はちゃんと別れをするのだ。
それを心に決めて式場へ向かった。
寂しさでまた足取りは重くなり、目から涙が込み上げる。
心の中で“泣かない、泣かない、ハルキとちゃんとお別れするんだ”とおまじないのように唱え最後の別れに備えた。
式場に着きハルキの両親に一礼をした。
着いたのがほぼギリギリだったのですぐに座った。
そしハルキを送る為の式が始まった。
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