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まるで水を得た魚の様に力が湧いてきた。
今なら100メートル走も10秒で走れそうだ。
のんびり食べる母を横目に暇をする俺。
店に置いてあるアンケートを書いてみるたが、すぐに終わってしまった。
ポケットを探るがなにもない。
…暇すぎる…
そんな俺を見て母が思い出したかのように鞄から俺の携帯を出し渡してくれた。
速攻で携帯を見た。
着信 12回
受信メール 78通
学校の友達からのメール17通、着信は12回。
美里からのメールは18通。
残りは迷惑メール。
…美里からのメール多すぎ。
どんだけ暇人なんだか…。
とりあえず学校の友達のメールを見る。
『龍二くん大丈夫?早く学校に来てね☆』
『風邪か?はよ治せよ(^皿^)』
『早く学校来い!ゲーム返せ(笑)』
…みんな心配してくれてるんだなぁ。
目がうるうるしてきた。
俺はそんなに涙もろいのか?
涙をぬぐい、次に美里のメール開いた。
『葬式おわったぁ?(?_?)』
『なにしてるのぉ?♪へ(^o^ヘ)(ノ^o^)ノ♪』
『明日テストだよぉ(>_<)勉強わかんねぇ<<o(>_<)o>>ヘルプ(笑)』
『テスト中に携帯いじるってすごくない?(笑)』
『どうしたの?まだ忙しい?』
…ん~、やはり美里はただの暇人だなぁ。なんだか和む。
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