夢路

夢心地

次に迷惑メールを開いてみた。

『寂しいママを癒してあげませんか？』
『Ｆカップだよ☆揉んでみる？挟んでみる』
『あゆみのお尻をぺんぺんしてぇ』
『完全無料で超遊べるサイト』
『逆援交』
…。

またアドレス変えなきゃなぁ…なんて思いながら迷惑メールをポチポチ開いていくと、一通だけメールアドレスも本文もなにも書いてないメールが一通。
その時は変な迷惑メールだなぁと思い、そのを通り過ぎた。

未開封のメールを見終えた頃に母は牛丼を食べ終えた。

一息ついてから店を出た。

大あくびして、ハルキの家に向かいながら俺が眠ってた三日間何があったかをいろいろ聞いてみた。
クラスのみんなに心配させないように風邪を引いて休んでるというコトにしてもらってたり、家には毎日クラスメートが宿題やプリントを持ってきてくれていたらしい。
病院にはハルキの母が毎日見舞いに来てくれたらしい。
ただ何故かハルキの母は“私のせいだ”と言い毎日病院に来ては寝ている俺に謝っていたそうだ。
母が何故謝るのか理由を聞いてもただただ謝るだけで答えてはくれなかったらしい。
着いたらハルキの母に何故謝っていたのか聞いてみようと思い歩くスピードを少しだけ速めた。