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いつもと変わらないハルキの部屋。
だけどハルキはもうここには居ない。
周りを見渡しベッドに座った。
よく泊まりに来た時どっちがベッドで寝るかっていろんな勝負したなぁ。
ドタバタはしゃぎまくってハルキの母に叱られたコトもあったなぁ。
懐かしいなぁ。
もうそんなコト出来ないだよなぁ。
また目から涙がこぼれた。
止めようにも止まらない涙。
涙を袖で拭い、立ち上がり机に向かった。
ハルキの机の上には教科書や鉛筆、ゲームの攻略本、小説に漫画、いろんな物が置いてある。
ノートを開いてもたいしたコトは書いてない。
引き出しを開けてもゲームカセットばかり。
フッとRPGの定番ゲームの『ドラピエ』を手に取り開けてみた。
が、特になにもなかった。
やっぱりメールの手がかりはないかぁ‥。
そう思った途端携帯からメール受信音が流れた。
それはハルキのメール受信音ではなかった。
メールの相手はメル友の美里だった。
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