1話 生徒会の役員共

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「覆すってつまりは今日、開校記念日にすればいいじゃない」 「授業やりましたが」 「そうだね。英語は本気で辛かった」 この人の頭脳ランクは特A級だ。 テストも5教科で490台と化物である。 しかし、お喋りができない――英語教師はマジ怖い――授業は退屈で仕方ないのだ。 「登場シーンを変えるんですよ。窓から出てきたり」 「キモい」 「キモい!?」 「まあ他の人たちは遅めの冬休みということで」 「何月だと思ってるんですか? 7月になったばっかりですよ?」 「じゃあコスプレさせよう。魔術師とかメイドとかナース、セフ●ロス様もあるし」 「却下」 というかスタンバってるし。 明らかに気配がする。 まあ活動日決まってるけど毎日来ちゃうんだよな。 ていうか何? もしかして振らなきゃいけないの? うわ、めんどくさ。 「今日は仕事もないし帰る?」
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