1話 生徒会の役員共

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「ところで綾子先生が来るなんて珍しいですね。テスト対策プリントはできたんですか?」 「お前は100点取るからなしで大丈夫か?」 「いやいや、オール100目指してますから」 嫌がらせトークしやがって。 僕だって学年で10番以内に入ってるんだぞ。 「まあ伊達くんもいらないかな」 「副会長だってスーパーマンじゃないんですからね」 「伊達、お茶」 「桜井です」 そう言いながらも冷蔵庫からお茶を取り出す。 各自ペットボトルに名前を書くのが決まりだ。 書かないと飲まれる。 「あ、名前書いてないそれ私のだ」 「じゃあ私はコーラかな。伊達くん私のもお願い」 「あの、あんまりパシらないでもらえます?」 一度パシると癖になりそうで。 というか綾子先生が来る理由はなんだ? というか今はテスト期間…… 「あ!」 「どうした伊達」 「桜井です。今はテスト期間だから集まる必要ないじゃないですか」
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