情報屋

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「レゾン:所でなんだが…。」 黒衣のポケットから小さい袋に入れられた茶色の毛を取り出した。 「???:今町を徘徊している野犬の体毛…といった所かな。」 「レゾン:…流石は情報屋をしているだけはあるな。」 男は巨大なキーボードの一角にある、キーを押す。すると前方の何らかの式が映しだされていた画面が切り替わる。そこにはリーズ達が入ってきた隠し扉があった場所が映し出された。 違っているものとすれば、野犬達がうろついているくらいだ。 「???:あのバイクできたと言うのに嗅覚と体力は相当強化されているみたいだな。」 「レゾン:すまない…まさかここまで来るとは……。」 「???:いやいやいいんだ。気にする事はない。しかしそうだな……あいつらを調べて欲しいのならもう少しサンプルが欲しいな。」 「レゾン:分かった。野犬の片付けをかねてサンプルを調達してくる。」 「???:ああ、頼むよ。別の隠し扉から向かうといい。」 レゾンは別のエレベーターに向かった。 「リーズ:私も一緒に、」 「レゾン:リーズはここで待ってて。大丈夫だから。すぐに終わる。」 そう言ってエレベーターの中に入る。
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