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「リーズ:………ラーズロルト…東架…。」
リーズは聞いた事があった。ヴェステル弦楯騎士団の情報の提供者だ。
他にも情報の提供者は多数いるが彼は別格だ。
およそ10分の8ほどの情報をこちらに送ってきている。
しかし、リーズはふと気づく。
「リーズ:これは失礼した!まさかこのような場所でお会いできるとは…」
「東架:いやいや、そんなに堅くならないでくれたまえ。会えて光栄だよ。」
リーズは一番の疑問を東架にぶつける
「リーズ:それよりも気になることが…」
「東架:何故ほとんどの情報を団に提供している私が今回、君の任務に正当な命令が行き届かなかったのか…だろ?」
「リーズ:…流石ですね。状況まで把握しているとは…。」
「東架:そんなことはないさ。いや~すまなかったね。
私もつい最近あの野犬の存在に気づいてね。情報が間に合わなかったのだよ。先走った情報しか出せなくて悪かったね。」
申し訳なさそうに軽く一礼する
「リーズ:いえ、しかたのなかったことです。」
「東架:まあとりあえず今の範囲で僕が知っていることを教えましょう。」
と言ってエレベーターの前に立ち、ドアを開ける。
「東架:ここではなんだ、リラックスルームにて話そう。」
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